こんにちは、じかつねっとのJIN(@jikatu_info)です。
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リモートワーク中に自宅で集中しているときに、一番聞きたくない音ナンバーワンは宅配便のインターホンの音ではないでしょうか?
集中が途切れてしまうことはもちろん、作業を止めてモニターがあるリビングまで毎回移動しなければならないのは、僕にとって非常にストレスでした。
「インターホンが鳴ってもいっさい動かずにスマホで対応できたら最高なんだけどな⋯」
そう思ってはじまった今回の実験企画。
今回は格安のネットワークカメラ「ATOM Cam 2(アトムカムツー)」を玄関先に設置して、インターホンの代わりになるかを実験しました。
なお、我が家は賃貸住まいのため、契約上もともと付いているインターホンを勝手に取り外すことができません。
そのため既設のインターホンと併用して「ATOM Cam 2」を使用することを考え、今回の記事にしました。
ATOM Cam 2については別の記事でも詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
ちなみに「持ち家の方」や「インターホンを自由に取り替えができる方」は、目次の最後におすすめ商品も紹介しているので、そちらも参考にしてください。
- インターホンが鳴ったらATOMアプリで来客を確認
- 宅配だったらマイク機能を使って「置いといてください」と伝える
- 外出先でスマホを使って来客対応する
それでは行ってみよう!
ATOM Cam 2を設置する
ATOM Cam 2を屋外設置するにあたって、絶対にクリアしたい条件は以下の2つ。
- インターホン前の人物の顔が映る
- カメラを通じて音声で会話ができる
これらをクリアできる設置状況は、我が家の場合は玄関ドア斜め上のスペース。
ここなら来訪者の顔も見えるし雨に晒される心配もなさそう。
設置場所の近くにコンセントがないので「ジョイントボックス」なる箱の中から配線を延長して、雨どいの近くにコンセントを設置することにしました。
ちなみに、これらの作業は電気工事士の資格が必要なので「くらしのマーケット」から工事業者さんを予約しました。
工事代は部材費込みで7,000円+チップをお支払いしました。
くらしのマーケットは、予約前の段階から業者さんとメッセージでやり取りができるので、取り付けの際の不安要素を事前に相談することができ、非常に便利なアプリです。
コンセントさえ設置できればあとは自分でやります。
取り付け位置に両面テープ付きのマグネット版を貼り付けて、本体をくっつけるだけ。
最後に電源ケーブルを挿し込めば設置完了です。
伸びた電源ケーブルは、100均やAmazonで購入できるケーブルクリップで固定しました。
ATOM Cam 2をテストしてみる
では実際にATOM Cam 2を起動し、テストしてみます。
どうやら問題なく作動してくれています。
モーション検知の精度はかなり高く、ちょっとした動きにも反応してくれるので、人が来たときに通知が漏れることもないと思います。
インターホンの呼び出し音にサウンド通知が反応するかを試してみたのですが、こちらは反応する時と反応しない時があるので、あまり期待できなそう。
よって、しばらくはモーション検知のみで運用していくことにしました。
宅配便に対応してみた
設置してしばらくすると、宅配の方が荷物を持ってきてくれたので、実際にアプリ上で対応できるかを試してみました。
自宅のインターホンが鳴った際に、ついついモニターのあるリビングに行きそうになるのですが、グッと堪えてアプリを起動しマイクボタンで対応します。
「すいません、荷物は置いといてください!」
宅配の人「ありがとうございます〜」
成功しました!!
その後のトラブルから分かったこと
その後に発生した検知トラブルをいろいろと書いておきますので、参考にしてください。
トラブル①:車のヘッドライトを誤検知してしまう
「これで自室から動かずに対応できる!」と、ageageだったのですが、夜になって人がいないのに通知がきまくるので「何だろう?」と検知動画を確認してみると、どうやら車のヘッドライトを検知してしたことがわかりました。
家の近くを車が通った際、画面内にヘッドライトの光が入るだけで検知してしまいます。
このままでは夜になると鬼の通知がきてしまうので、検知設定を「サウンド通知」に切り替えて様子を見ることにしました。
トラブル②:風が強い日は風切り音で通知が来る
検知設定を「サウンド通知」に切り替えて数日。
最初は問題なく使えていたのですが、ある風の強い日に風切り音で通知が来るようになりました。
それ以降も風が強ければ早朝だろうが深夜だろうがエンドレス通知が。
検知する感度を「低」に設定したのですが、それでも鳴り止みません。
逆に、来訪者の物音を検知しなかったり、インターホンのチャイム音を検知しないなど、弊害も出てきました。
結果、再度モーション検知の感度「低」、検出エリアを「インターホン周辺のみ」に絞って設定してみました。
結果、ある程度夜間の誤検知はあるものの、来客に対応できない事態は避けることができました。
パソコンでモニタリングしてみる
監視カメラのように「ATOM Cam 2をパソコンの画面でモニタリングしたい!」と思い、そのやり方を調べてみました。
ATOM Cam 2はパソコンに対応していない
アトムテックの公式発表では、ATOM Cam 2をパソコンでモニタリングするためのサポートはないようです。
初代ATOM Camのみダウンロード版に対応しているので、初代をお使いの方はこちらのリンクを参考にしてください。
ちなみに、以下に紹介する外部の無料サービスを利用することで、ATOM Cam 2の画面をモニタリングできます。
Androidエミュレータを使う
Androidエミュレータとは、パソコン上でAndroidアプリを起動するためのアプリケーションです。
僕が使っているのはBlueStucksというアプリです。
BlueStucksは、PC上でAndroidアプリを起動できるAndroidエミュレータの一つです。
パソコンにアプリをダウンロードすることで、ATOMアプリ(Android版)が使用できるようになります。
クラウド版はATOMアプリに対応していないから、ダウンロード版を選びましょう
分かったことまとめ
ATOM Cam 2を玄関先に設置してみて、分かったことを以下にまとめます。(※個人の感想です)
- 人やペットの検知はかなりの精度で認識可能
- 車のライトなども誤検知してしまう(AI学習により今後も精度は向上していくとのこと)
- 検知範囲は狭くすることで、誤検知を最小限に抑えられる
- 風が強い日は、風切り音も検知してしまう(感度低でも)
- インターホンのチャイム音は、検知しない場合あり
- スピーカーの精度はあまり良くない(会話にはギリギリ支障がないレベル)
- ATOMアプリのマイクボタンから会話可能
- アプリ通知がくるので対応自体は可能。アプリを起動してから映像が表示されるまで少し時間がかかるのがネック
- 雨天でも1ヶ月間は元気に作動中
- 景色を撮影したい人は楽しめると思います
2,980円でここまでの性能とは正直驚きでした
ここまで読んで「やっぱりちゃんとしたインターホンを取り付けたい!」という方におすすめのスマートインターホン(ドアベル)
ATOM Cam 2は非常に便利なデバイスですが「余計な機器を増やさずにインターホンだけで何とかしたい!」という方や「持ち家だからインターホンごと交換したい!」という方向けに、以下のスマートインターホンを紹介します。
Panasonic「外でもドアホン」
ATOM Cam 2を取り付けの際、工事業者さんから教えていただいたのですが、インターホンごと交換できる持ち家の方には、「Panasonic 外でもドアホン」がおすすめです。
もちろん、屋内の配線工事が必須なので工事費用もそれなりにかかりますが、安心のPanasonic製ですので「新築で家を購入される方」や「予算は十分にある方」には鉄板のアイテムだと思います。
アイホン「WP-24」シリーズ
もう一つご紹介するのが、国内インターホンの有名ブランド「アイホンのWP-24」シリーズです。
国内のスマートインターホンは、「外でもドアホン」と「WP-24」のほぼ2択となります。
こちらも費用は結構かかりますが、外部のアイテムに頼らずインターホンだけ外出先での対応が完結するので、予算に余裕がある方にはおすすめです。
Google Nest Doorbell(バッテリー兼用タイプ)
最後に紹介するのは、Googleが販売している「Google Nest Doorbell」です。
インターホンとは思えないスマートな外観で、思わずポチりそうになりますね。
バッテリー式にも対応しているので、屋内配線工事ができない方にもおすすめです。
まとめ
まとめです。
今回は、ATOM Cam 2をインターホン代わりに使えるかを実験しました。
結論としては、予算や条件が許すならスマートインターホンに交換するのがベター、賃貸住まいの方や低予算の方はATOM Cam 2との併用するのは大いに有りだと思いました。
また、パソコン上でATOM Cam 2をモニタリングしたい場合は、BlueStucksアプリをダウンロードして利用するのがおすすめです。
もちろん屋外の監視カメラとしても便利なので、一つは持っておいて損はないアイテムです
その他にも、当ブログでは時短にまつわるさまざまなアイテムやサービスを紹介しているので、気になる方は以下の記事もぜひご覧ください。
それでは今日はここまでです。今日も最高の1日を!